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装丁イラストレーション塾にいってきました。 その2

鈴木成一さんの装丁イラストレーション塾 2回目です。

未発売の本の原稿を読んで、表紙のイラストを描いたものを合評しました。

10人10色のイラストが出て、同じ風に感じてるのに
こんな表現をするんだ、とか
この人はこういう風にとらえたのか、など
おもしろい経験でした。

私は3枚のイラストを持っていきました。
1枚目は直接的で無難なイラスト
2枚目は自分では無いなぁと思っているイラスト(悪くいうと捨て案)
3枚目はちょっとレイアウトを考えたイラスト

全体的に弱いかなぁと思いながらもっていったところ
その部分をつかれました。
どうしたものか、悩んでいる部分でした。
こういう風に描いてみては?と提案していただきちょっと光が見えてきました。
あとは描くだけです。

他の方の絵で
成一さんが「こういう風な本にしてはどうかな~」とつぶやくことが何度かありました。
実際にさらさらと構図を描いてくださる場面も!

装丁家さんの装丁意欲?みたいなものをかきたてる絵を描くことってとても大事なことだと思うのです。
そういう「素材」として質のよいものを描けるようにしたいな。
きっとその絵は装丁家さんに
「私はこういう風に料理したら美味しいわよ!」みたいな感じで語りかけてるのかも。

装丁の絵は
タイトルだけでは伝えられない作品のよさを
読んでいない人に伝えなくてはならない
手にとって読みたいなと思わせなくてはならない
その本にしかない、どうしても伝えたいこと、みたいなものを
表現しなくてはいけない・・・

今回も何度か成一さんの言葉に射抜かれました。
装丁の絵だからといって、レイアウトを考えなくてもよい。
絵として完成していれば、あとは俺が何とかするから・・・って!
か、かっこいい・・・
でもそうい事なのでしょうね。

あとは、
編集者の方が 
その本をどういう風に売りたいか
その本をどういう風に見せたいのか
これが重要だとおっしゃってました。
その意思をもとに本を形づくっていくのでしょう。
形になっていないけどぼんやりとある本の表情をつくっていくんですね。

デザイナーだなぁって思いました。

次はまた違ったジャンルの原稿を絵にします。
どんな風に描けるのか自分でも楽しみです!

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