Blog トップへ > パレットクラブ 二十八日目

パレットクラブ 二十八日目

  • Posted by: kanae
  • 2009年12月14日 21:57

藤本やすしさんの講義でした。

ポートフォリオとプロとして仕事をしてみたい雑誌を一冊持って行き
作品を見ながら講評する、という内容。

藤本さんとお会いしたことは、もちろん今回がはじめてで
お話したのも、ほんの数分なのですが
印象としては「忙しい人」。

1ヵ月に6誌のアートディレクションをされているだけあって
動きすべてがさっさっさっとしていた。
ファイルの見方もとってもスピーディ。

読者は沢山ある雑誌の中で、「お!」と思える存在感のある雑誌を選ぶわけで
それは表紙の写真であったり、絵であったり、言葉であったり...
そこから考えると、ポートフォリオをじっくり見るのではなく
流れ見?するのはなんとなく納得。


雑誌のアートディレクターというのは
高級レストランのシェフみたいなものかしら?と思った。
沢山のアシスタントとよい食材をつかって見た目も味もよいものをつくる。
でも、それは特定の「誰か」ではなく、あくまで「その日来ている客」という
不特定多数な相手に作っている。

反対に、
隠れ家的な小さなお店で、一日数人の予約のみで、
客と対面しながら作るシェフもいるわけで
そういうアートディレクターもいると思う。

私はどうも作家気質みたいなところがあるので
どちらかというと後者とお仕事がしたいと思う。

「雑誌」というと読み終わると捨ててしまいがちなもの。
けど、中には捨てずにコレクションしておきたくなるようなものもある。
できればそういう雑誌に参加したい。とても難しいことなんだろうけど。

やっぱり暮しの手帖 
やっぱり松浦弥太郎さん
と仕事がしたい。

と、切に思う講義でした。


今回印象に残ったのは
イラストレーターは自分もプロデュースしなくてはならない、というコト。
自分という素材をつかってどう料理するか...
編集者は、絵だけでなく本人の姿格好も見ている。
自分のつくっている雑誌にあっているかどうか。

大事なことだなぁ
自分プロデュースをしばらく怠っておりました...。反省。




いよいよパレットクラブも17日の講義で最後です。
早かったなぁ

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。


画像の中に見える文字を入力してください。

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://chirumichiru.jp/mt/mt-tb.cgi/208
Listed below are links to weblogs that reference
パレットクラブ 二十八日目 from Chirumichiru Blog

Blog トップへ > パレットクラブ 二十八日目

Return to page top