- 2009年11月 6日 11:54
吉本義巳さんの講義だったのですが
スケジュールがあわず、原田治さんの講義となりました。
吉本義巳さんのお話も聞いてみたかったので残念です。
ペーパーウェイト
http://www.paperweight.jp/
ウェブの話からはじまり、経済のお話、海外のお話、日本に戻って沖縄のお話など
多岐にとんだ講義となりました。
こんな不景気の時代にイラストレーターになるのはホントに大変なことなんだなぁとあらためて実感。いろんな会社がバタバタ倒産して去年までは景気がよかったところも今年は不景気になっていたり、時代の移り変わりの時期だそうです。
でも、時代が移り変わるときこそチャンスなんだよ、とおしゃってて
ちょっぴり勇気付けられました。
絵ばかり描くことも大切だけれど
経済などにもアンテナをはって
時代を敏感に感じ取り、対策を立てることは大切なのだなぁと思いました。
けど、経済のこととかよくわからない...
軽くかじるくらいで、あとはカンで動くしかないなぁ
あと、時代が行き詰ったときは過去のものを見るとよいそうです。
温故知新というやつですかね。
何はともあれ、自分でテーマをもって発信していくことが一番大事です。
せっかくウェブのお仕事をしているのだから
毛嫌いするんではなくウェブでのイラストレーターの位置について
考え直すのも大切かな?と思いなおしました。
現在わたしはウェブデザイナーとしてお仕事を頂いているので
ウェブデザインでイラスト(図版)を作成することになった場合
わたしのテイストを重視するのではなく、サイトの雰囲気にあわせてテイストを変えています。
どれもわたしが普段描いてる絵ではありません=描きたい絵ではない
これは仕方ないことで
自分の絵のテイストから媒体を選び、売り込みをするイラストレーターとは違って
ウェブ制作を行っている会社に「デザインが出来ます」と売り込み、さまざまな企業の仕事を請け負うため、自分の絵を描くのが難しいわけです。
以前、とあるウェブディレクターとイラストレーターについて話をしていたとき
イラストレーターとして売れるにはさまざまなテイストが描けることが望ましいんじゃないか?と言われたことがありました。
でも、従来のイラストレーターの形は違います。
描いたイラストが名刺代わりになるくらい、個性が必要なわけです。
でも、ウェブディレクターからいうとさまざまなテイストのイラストが描けるデザイナーのほうが使いやすいということになります。
わたしがディレクターでもそう思うかもしれない。
売り込みの仕方を変えれば、もっと理想に近い仕事を請け負えるかもしれない。
ウェブの世界でイラストレーターとして動ける繋がりを考えようと思いました。
ウェブサイトは雑誌やテレビ(CM)などに比べて、かなりターゲットを絞って作られるものです。CMはテレビをつければ流れるし、雑誌はコンビニや本屋で目にすることができますが、ウェブは気になるキーワードを検索しないと表示されません。
なので大衆向けのイラストレーターにはなり辛いかもしれないけれど
マニア向けのイラストレーターにはなりやすいかも・・・?と思ったりします。
どの方向でいくのか、やっぱり自分でテーマを決める必要があるみたいです。
ニューヨークでは現代アートのギャラリーがどんどん閉まっていて
それに反してウェブ上でハンディクラフトの売買が盛んになっているそうです。
大量生産大量消費の時代は終わり、
本当に欲しいものを本当に欲しい人が買う時代 または
本当に安い(安物)しか売れない時代
わたしは前者のターゲットにむけて発信していきたいと思いました。
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