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パレットクラブ 十日目

  • Posted by: kanae
  • 2009年7月14日 09:45

祖父江慎さんの講義でした。

ものすごくはっちゃけた人というか・・・え?!って思ったけど
お仕事の話をするときは目が違ってました。
本物は違うなぁ

今回も作品の講評で
わたしは自分で『これは装画にむいてる』と思ったものを持っていきました。

ざーっとみんなの作品をみて
「ちょっと弱いかなぁ」と一言
やっぱ本の表紙を飾るには強さがいるんですね。

芝生の絵を持っていったんですが
作業になっている、との指摘
確かに・・・半分修行だって思いながら描いたことは否定できません。
楽しかったけど、苦しかった。
アートだとありだけど、イラストだと難しいかもって
そうかぁ・・・
わたしの絵は全体的に自分の内部を描いていて、使い辛いらしい。
祖父江さんは「文学的」といい表現をしてくださったけど
つまりはイラストとしては使えないってことだと思う。ムーン

たとえばキレイな風景をみて
その美しさや感動を自分以外の人に紹介するつもりで
描く絵がよいのだとか・・・

わたしのコンセプト的にはあってたんだけど
まだまだ自分の中にこもってたようです。

勉強になりました。

さて、今回も心に残ったことを書き留めておきます。

自分の内部を描くのではなく外部へ発信する絵を描く

緑色は一番難しい色

物事に対してうっとりし、感動することはとても大切

場面を安定させることは考えなくてもよい
あえてバランスをくずす

自分を裏切りながら筆を動かす
生き生きした線
体と線が一体化したような・・・
手を開放する

絵をいっきに描く人と
絵を育てる人

焦点をしぼって「ここ」ってところを集中して描く

好きなデザイナーがいたらファイルを送り続ける
熱心なアピール

何をみるにも はじめて とうい気持ちで見る

自分ひとりだけではつまらない
おもしろいものを見つけてまわりに伝える

など


今回はセンセイの鞄を自分で装幀していったのを見せてみた。
そしたら「川上さんに直接送ればいいんだよ」って
なるほどなぁ!

祖父江さんは
版画のリンゴがたくさんちりばめられた白いシャツでポケットは赤
という、なんともアートなシャツでいらっしゃいました。
そして常に両手がバタバタ動いていた。
しかし目は光っていた。

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