- 2010年4月29日 09:13
アール・デビュタントURAWA2010に作品を出して、うれしいことに審査通過しました。
ということで今年は「作家のためのアートマネジメント講座」を受講することになりました。
パレットクラブとはまた違った業界でまわりは美大生や油絵、日本画を描かれている方ばかり。
大丈夫かな?と戸惑いつつも頑張っていこうと思います。
今回も思ったことや感じたことをそのまま記述してゆきます。
そもそも
アートマネジメントとは何ぞや?と思われる方もいると思います。
ということで、今回はそのことについて私なりにまとめておきます。
アートマネジメントの起源は1960年代アメリカ
ジョン・F・ケネディ大統領さんの時代
大統領直轄の政府機関であるNEA(米国芸術基金)が設立され、
NEAを通じてアメリカではじめて芸術に公的支援が行われました。
この支援で使われたお金が
どういったコトに使われたのか?不明慮な部分があり
報告書が必要になってきたわけです。
この支援は社会一般に意味ある重要な活動をしていなければ、
公的資金による助成は受けられません。
こうして、社会に対して芸術家が何を行ったのか?何を行うのか?説明が必要になり
アートマネジメントという教育が必要になってきたそうです。
※とっても略して書いてますので詳しくしりたい方は自力でどうぞ。
社会に認められるために
自分の作品と社会を結びつけるために
アートマネジメントは必要なわけですね。
というわけで、これから一年間かけて自分のプロデュース力を勉強していこうと思います。
講師は画家の與倉豪さんです。
まだ二回しかお会いしていませんがとても博学な方でお話が面白いです。
アートマネジメントのお話から、創世記のお話、ロバート・ラウシェンバーグの作品について、ゴッホについて、画廊について、などなど ホントにいろんな話が聞けて世界旅行をしているようです。
原画を売ることについて抵抗があったのですが
與倉さんの言葉で目からウロコが落ちました。
自分が死んで、肉親の手によって押入れから絵が発見されるよりも
葬式で自分の絵を買った人が、この人はすばらしい画家だったんだよと言われるほうが幸せだ、と。
捨てられたら悲しい、とか思っていたのですが
捨てられない絵を描けばいいわけです。
だれかの手に渡って、そこで大切にされる。
自宅の押入れに溜め込んで日の目を見ないまま消えていくよりはよほどすばらしいことではないかなぁと思いなおしました。
いろいろな方のお話を聞くのって本当に大切なことですね。
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