Book report 001

2014年11月17日


 

もりのえほん

安野 光雅/著

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ひと息ついて、目を凝らし、森を観察してみてください。

安野光雅さんの絵本が見たかったのです。
図書館で、なんとなく手にとってパラパラめくってから借りてきたんだけど、
うちに帰って息子も寝てひと息ついた今、よく見るとただの森の絵本じゃなかった!
セカセカしてたら気がつかなかったかも。
「まぁ、本でも読んで、ひと息つきなさいよ」って言われてる気がする。
文字がひとつもない真の絵本なんだけど。
深いな〜
息子がもう少し大きくなったら一緒に楽しみたい。

 
 

森のなかへ

アンソニー ブラウン/著

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いろいろなお話のかけらがみつかる、奇妙で美しい世界。

現代イギリスを代表する絵本作家 アンソニーブラウンの絵本。

絵がとにかく素晴らしい。
ちょっと怖い絵なんだけど次第にあたたかな雰囲気にかわります。
おばあちゃんの表情がたまらなくかわいらしい!
森を深層心理とかけているのか主人公の男の子の不安な気持ちが表現されていて不思議な世界に迷い込んだ気分。

森の中をよーく見ると動物や奇妙な建物、有名な物語に出てくるアイテムなどが隠されている。それを探すのも面白い。
物語の中にも「ジャックと豆の木」や「赤ずきんちゃん」など有名なお話がパロディ的に現れるところも面白い。

この絵本は原書で読んでみたいな。

 
 

森の絵本

長田 弘/作 荒井 良二/絵

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宝箱を開けたときのような気持ちにさせてくれる。

詩人である長田さんの純粋な文章と新井さんの自由な絵。
少しずつ少しずつ森の中へ入っていき、大切なものは何か、思い出させてくれます。
この絵本も、森と深層心理をかけて描かれているようです。
森の深い部分や木々で見えないところ、暗いところ、神秘的なところ・・・が
心の内とよくにているんですね。

大人が読んでも心に響く、忘れていた何かを思い出させてくれました。